食べて痩せる

「食べない」ダイエットばかり続けていると、脂肪が燃えにくい体質に陥る可能性が!?

足りない栄養素を補う「プラス思考」の食生活で、ヤセ体質になろう!


栄養不足、カロリー不足が太りやすさの原因に!?

「太っている人のほとんどが何らかの栄養不足。私が今までカウンセリングした5000人以上の女性の中に、本当に食べすぎの人はほんの数人しかいませんでした」と、管理栄養士の伊達友美さんは警鐘を鳴らす。

食べるものを減らす方向ばかりでなく、“何を食べ足りていないのか”を考え、補っていくだけで、体が変わってくるはず。食べたいものは体が必要としているもの。自分の“体の声”を上手にキャッチして」

 摂取カロリーを減らすダイエットでは、確かに必要な栄養が不足しがち。なかでも、肉や魚などのたんぱく質や、エネルギー源となる主食のご飯、良質の油をしっかり食べないと「どんどん代謝が落ちてヤセにくくなる」と伊達さんは考える。

 「燃ヤセる」体になるには、まずはしっかり食べること。次回を参考に、“食べてヤセる”食生活を始めてみよう!

ヤセる食生活の注意ポイント

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Point1

ヤセるには、たんぱく質が必要!!肉や魚に多く含まれるたんぱく質は、脂肪や糖質を燃やすために必要な栄養素。ダイエット中でも不足しないように注意しよう


Point2

“ゼロカロリー”、“低カロリー”ではヤセない!!カロリーは熱を作り出す大きさの単位。低カロリーのダイエットでは、必要な栄養素が不足し、体が冷えてヤセにくい体になる


Point3

積極的に食べ物で体を温める!!
太りやすい人の多くが体の「冷え」を感じている。冷えると代謝が落ち、体内に老廃物がたまりやすく、脂肪が燃えにくい状態に


Point4

3カ月は続けて「違い」を実感
短期間で無理にヤセるとリバウンドしやすい。まずは3カ月、食生活に注意して、体調の変化を観察してみよう


伊達さんおすすめの代謝アップ食材

赤身の肉

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おすすめ順に…ラム、牛肉、豚肉

赤身の肉はたんぱく質が豊富な上、体脂肪を燃やす「L‐カルニチン」という成分が豊富。よくダイエットメニューに登場する鶏のささ身や胸肉にはL‐カルニチンはほとんど含まれていない。また、年齢とともに体内での合成量が減ってしまうので積極的にとろう


良質の油

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生魚、エゴマ油、シソ油、亜麻仁油

魚に含まれるDHAなどの「オメガ3」の油にはαリノレン酸が含まれ、悪い脂肪を出す働きがある。ただし、熱に弱いので、できるだけ刺し身などの生で食べて。
エゴマやシソ、亜麻仁の油にもオメガ3は豊富だが、やはり熱に弱いので、ドレッシングなどの「かけ油」でとろう



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油が加えられているパンなどの小麦粉食品に比べ、水で炊くだけのご飯は脂肪分ゼロで太りにくい主食。パンやパスタ好きな人も、できるだけご飯を食べる回数を増やそう。1日茶碗4杯までなら食べても大丈夫。迷ったときは「とりあえずご飯」を選ぼう


この人に聞きました

管理栄養士

伊達友美さん

管理栄養士、銀座アンチエイジングラボラトリーカウンセラー。『食べたいものを食べてやせる』(幻冬舎)、『30歳から食べ方変えて結婚できる方法』(WAVE出版)など著書多数

転載元:http://news.livedoor.com/article/detail/7891167/